トリノ・エジプト展(宮城県美術館)
- 2009/12/23
- 21:02
ちょっと間が空いてしまったので、詳細が薄れているけれど
宮城県美術館へ『トリノ・エジプト展』見に行ってきた。

トリノ・エジプト博物館所蔵のエジプト・コレクション。
展示の目玉は、チラシに使われている「アメン神とツタンカーメン王の像」
アメン神と少年王の大きさの違いや、台座に記されている文字の意味を、ガイドより面白く聞く。
この、古代エジプト史から抹殺されていたという少年王、どうにも想像が沸くなあ(主に腐の方向で 笑)
彫像に刻まれた顔立ちが、とても端正なだけに、そのミステリアスな人生に興味が沸く。
第2章/彫像ギャラリーが、特に圧巻!
展示の演出も、ツボを突いているなあと思う。
特に印象に残ったのは「ライオン頭のセクメト女神座像」
セクメト女神は古代エジプトの軍神で、頭部はライオン、コブラが巻きついた太陽円盤を頭に頂いた姿。
凛々しくカッコいい・・・。
「イビの石製人型棺の蓋」蓋に描かれた意匠全てに意味がある・・・というか、
古代エジプト人の信仰の深さと強さ(あと神への恐れ?)に驚く。
これらは光沢のある彫像だったので、てっきり金属?と思っていたら、石!
石材加工処理が、どれだけ高度だったんだろう、あの時代に!
第3章/祈りの軌跡、では、「死者の書」を見れたのが収穫。
死者と一緒に埋葬されたパピルスの巻き物で、要は冥府へ入るまでの過程が描かれたもの。
実物を見たのは初めて。
犬の頭をしたアヌビス神(分かり易い)で、その部分がきっと裁判を受けているところなんだろうと見当をつけながら(笑)
第4章/死者の旅立ち
インパクトがあったのは「ウアフイブラーのカノポス容器」
だって、ミイラを作る時に摘出した内臓を収めた壷なんだもん。
実際に収められていたというし、あの中に内臓が・・・と思うと、なかなか複雑な気分に。
第5章/再生への道
ここは何といっても、ミイラだ・・・
「子供のミイラ」「ハルワの棺とミイラ」
この中にミイラが・・・と思うと、ちょっと怖い
それと同時に、紀元前という想像の範囲を超えた時代の死者が、現代まで残存しているその保存技術に驚くよ。
ミイラの作り方も紹介されていたけれど、古代エジプト人の<来世・復活信仰>という信仰故に、これらの技術が発達していったのは理解できるんだけど、
今のように科学技術が発達していない時代に、どうしてそれだけの知識を得られたんだろう。
とても不思議だ。
あと、展示の演出が良かった?。
彫像ギャラリーの配置のウマさ、床に落とされた古代エジプトのシンボルの影とか、光と影の使い方が印象的。
平日でしたが、かなり人が多く、おまけに小学生か中学生の課外授業日だったようで、
仙台では珍しく、やや混雑していました(列を作る、というほどでは無かったけど)
面白いのは、チビっ子たちはミイラに夢中(笑)
彫像とか思いっきりスルーしまくっていたけど、ミイラの展示のところでは、じっくりしゃがみこんで観察。
グループで移動していたようですが、中のひとりがミイラのところから動かなくて、
他メンバーが連れ戻しに行ったりと、くくく・・・面白い。
周囲にチビっ子がいないので、子供のストレートな反応や、興味あるものにまっしぐらというのが、久々に新鮮。
いろいろ面白かった

宮城県美術館へ『トリノ・エジプト展』見に行ってきた。

トリノ・エジプト博物館所蔵のエジプト・コレクション。
展示の目玉は、チラシに使われている「アメン神とツタンカーメン王の像」
アメン神と少年王の大きさの違いや、台座に記されている文字の意味を、ガイドより面白く聞く。
この、古代エジプト史から抹殺されていたという少年王、どうにも想像が沸くなあ(主に腐の方向で 笑)
彫像に刻まれた顔立ちが、とても端正なだけに、そのミステリアスな人生に興味が沸く。
第2章/彫像ギャラリーが、特に圧巻!
展示の演出も、ツボを突いているなあと思う。
特に印象に残ったのは「ライオン頭のセクメト女神座像」
セクメト女神は古代エジプトの軍神で、頭部はライオン、コブラが巻きついた太陽円盤を頭に頂いた姿。
凛々しくカッコいい・・・。
「イビの石製人型棺の蓋」蓋に描かれた意匠全てに意味がある・・・というか、
古代エジプト人の信仰の深さと強さ(あと神への恐れ?)に驚く。
これらは光沢のある彫像だったので、てっきり金属?と思っていたら、石!
石材加工処理が、どれだけ高度だったんだろう、あの時代に!
第3章/祈りの軌跡、では、「死者の書」を見れたのが収穫。
死者と一緒に埋葬されたパピルスの巻き物で、要は冥府へ入るまでの過程が描かれたもの。
実物を見たのは初めて。
犬の頭をしたアヌビス神(分かり易い)で、その部分がきっと裁判を受けているところなんだろうと見当をつけながら(笑)
第4章/死者の旅立ち
インパクトがあったのは「ウアフイブラーのカノポス容器」
だって、ミイラを作る時に摘出した内臓を収めた壷なんだもん。
実際に収められていたというし、あの中に内臓が・・・と思うと、なかなか複雑な気分に。
第5章/再生への道
ここは何といっても、ミイラだ・・・

「子供のミイラ」「ハルワの棺とミイラ」
この中にミイラが・・・と思うと、ちょっと怖い

それと同時に、紀元前という想像の範囲を超えた時代の死者が、現代まで残存しているその保存技術に驚くよ。
ミイラの作り方も紹介されていたけれど、古代エジプト人の<来世・復活信仰>という信仰故に、これらの技術が発達していったのは理解できるんだけど、
今のように科学技術が発達していない時代に、どうしてそれだけの知識を得られたんだろう。
とても不思議だ。
あと、展示の演出が良かった?。
彫像ギャラリーの配置のウマさ、床に落とされた古代エジプトのシンボルの影とか、光と影の使い方が印象的。
平日でしたが、かなり人が多く、おまけに小学生か中学生の課外授業日だったようで、
仙台では珍しく、やや混雑していました(列を作る、というほどでは無かったけど)
面白いのは、チビっ子たちはミイラに夢中(笑)
彫像とか思いっきりスルーしまくっていたけど、ミイラの展示のところでは、じっくりしゃがみこんで観察。
グループで移動していたようですが、中のひとりがミイラのところから動かなくて、
他メンバーが連れ戻しに行ったりと、くくく・・・面白い。
周囲にチビっ子がいないので、子供のストレートな反応や、興味あるものにまっしぐらというのが、久々に新鮮。
いろいろ面白かった

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